レベル3.5って何？そもそもカテゴリーとレベルって何が違うの？
今回は、昨年12月に発表された、【ドローンのレベル3.5飛行制度の新設について】のご説明をさせていただきます。
カテゴリーとレベルについて
カテゴリーが1‣2‣3とあって
レベルが1～4あるなかでレベル3・5って一体？とお考えになる方は多いかと思います。
そこで簡単な違いをご説明させていただきます。
カテゴリーは飛行形態
レベルは飛行技術で考え方が異なるものとなります。
例えばレベル２は目視内での自動飛行でレベル３は無人地帯での目視外飛行となります。
レベル１と２での差は技術力、技量の差です。
それに対してカテゴリーは、主に特定飛行と呼ばれるモノを含むか、第三者の上空を飛行するものかとうかなど、どういった形態での飛行を行うかという違いがあります。
レベル3.5がなぜ導入されたのか
レベル3.5飛行の目的としてはドローンを活用しての事業の加速です。
［※内閣官房 デジタル行財政改革会議（第２回）資料より引用］
レベル3.5での大きなメリットは
立ち入り管理措置を行わずに目視外飛行を行うことが可能となったことです。
ほかにも道路や線路を横切る際に一時停止が不要となります。
ただし、レベル3.5は無人地帯を想定とさえれる飛行ですので
有人地帯を飛行する際はこれまで通りの申請となります。
また、その条件として下記が求められます。
- 技能証明（国家資格）の保有
- 保険への加入
- ドローンのカメラによる歩行者の有無の確認
せっかくとった技能証明がなかなか効力を発揮していなかったですが
ようやく大きな一歩を踏み出しましたね！
今後はどうなっていくのか
今回の制度と合わせて、飛行許可申請や型式認証の改善も議題としてあがっております。
［※内閣官房 デジタル行財政改革会議（第２回）資料より引用］
飛行許可申請を取得するには、これまで約10開庁日が必要だったのですが、これが年度内には1日でできるようにシステム改修（DX化）されるとのことです。
さらに型式認証にもテコ入れが入り、今後は続々と認証済み機体が世に出てくるものと思われます。
3.5飛行に必要な技能証明
さて、レベル3.5飛行を行うにあたって必ず必要になってくるのが無人航空機操縦士技能証明となります。
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