経済産業省「ドローン航路運用者向けガイドライン」についてのまとめ

DJI認定ストア大阪Shinku 神谷です!

経済産業省から発表がありました、ドローン航路運用者向けガイドラインについて、簡単にまとめましたので、ご覧ください。

ガイドライン概要について

目的:ドローン航路の新規整備・運用の際、一定の品質と安全水準を確保するための規範文書

対象:自治体・民間事業者が導入を検討するフェーズから、実際の運用・廃止プロセスまでをカバー

構成内容

  1. 用語定義、関係者(事業者や運航者)の役割
  2. 航路設計・空間の画定方法(上空制約を踏まえた立体的管理空間)
  3. ドローン航路システムとUTMS(統合航空交通管理システム)との連携
  4. 附属書:仕様・規格、事業構築手引きなど

なぜ必要なのか

今まではドローンが「自由に飛んでいい空」を探して飛んでいましたが、

  • ビルが増えてきた
  • ドローンの数が増えてきた
  • 配送や点検など、ビジネスでの利用が急増中

そこで、「安全で効率的に飛ばすための“専用ルート(航路)”を整備しよう」という動きが進んでいます。

そもそもドローン航路導入ガイドラインとは

ドローンが決められたルート(=空の道路)を安全に飛ぶためのルールブックです。

ガイドラインの中身(簡単解説)

① 航路を作るには?

ドローン用のルートを作るには、以下のような流れがあります。

ステップ内容
計画どこからどこまで飛ばしたいのか決める(例:病院A〜病院B)
確認周囲に飛行に影響があるものがないか調べる(電線、建物、電波など)
設計ドローンが安全に通れる高さ・広さのルートを決める
調整地元住民・自治体・警察・空港などに説明や相談
登録航路として正式に登録する(UTMSに情報を載せる)

② 誰が関わるの?

航路事業者:航路を整備し、管理する人(民間企業・自治体など)

運航者:実際にドローンを飛ばす人

UTMS(空の交通管制システム):すべてのドローン航路をまとめて管理するシステム

③ 航路ってどんなもの?

ドローン用の航路は、単に「線」ではなく、「幅」と「高さ」を持つ“空の通路”です。
たとえば:

高さ:地上60~80m  
幅:20m
長さ:1km みたいなイメージ
  • 他の飛行物が入らないようにする
  • GPSや通信環境も整える
  • 非常時の着陸場所(エマージェンシーゾーン)も設ける

④ どこで使われる予定?

たとえばこんなシーンで活用が期待されています。

  • 医療用物資の搬送(山間部の病院どうし)
  • 災害時の情報収集や物資運搬
  • 配送(将来のドローン宅配)

⑤ 今後どうなるの?

航路は今後、全国的に広がる見通し(まずは秩父や浜松で先行)

ガイドラインは今後も改定され、より実践的に

航路の「ルール・仕組みづくり」は誰でも参加できる体制が目指されている

いかがでしたでしょうか。今後航路運用ガイドラインが制定されていけば、ドローンにおける物資輸送などが行いやすくなっていくと予測できますね!進捗には目が離せません!

ドローン導入について、わからないことがあれば是非一度深空株式会社にご相談ください!

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